満ち足りて死ぬためのスピリチュアル・ガイド
ミッション・オブ・ラブ
終末期のスピリチュアル・ケア

  ロジャー・コール著/ 上野圭一監修訳 小池美和訳
四六判  定価1890円(税込み)
できるだけそばにいてあげたい
手をとって話がしたい
でも何を言ったらいい?
 涙を見せてはいけない?
「私はもう死ぬんだね」と聞かれたら、どう答えたらいい?
がん専門医だった著者はキューブラー・ロスのワークショップをきっかけに、死に赴く人とともに旅するケアのあり方にめざめました。多くの患者との出会いと別れ、失敗や後悔、瞑想とポジティブ・シンキング。次第に彼は魂の実在に気づくようになります。穏やかに生き、満ち足りて死ぬためのスピリチュアル・ガイド。
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読者のみなさんからのお便り

 姉は苦しみ抜いた末、清らかに美しく旅立ちました。揺らぎつつも変化して行くその姿は、この本に取り上げられている事例と一致しており、その意味が、ようやく腑に落ちた思いです。思わず涙がこぼれました。この本のお陰で姉の死へのプロセスが、凝縮された魂の進化のプロセスであったことに気が付き、私は深く癒されました。ありがとうございました。この学びを無駄にすることなく、私も迷わず愛に向かっていきたいと思います。 西山眞理子

 終末期の患者さんたちから「どう生きたらいいの」と発せられる問い・・・、医療者の誰もが答えることに困惑し、表情もこわばってしまう。著者であるロジャーも同じ苦悩を抱きつつ、患者さんもそして自身も癒されていった歩みは、霊的癒しに苦渋している医療者にとって、誰もが癒しへの道を歩める"具体的な道しるべ"であり、それを著したことに心から拍手を送りたい。終末期医療を志す全ての医療者にお勧めしたい1冊である。              上尾甦生病院ホスピス医師 井口清吾
 終末期医療に携わる医療者の多くは、死に逝く患者の悲しみや苦悩にどのように手を差し伸べたらよいのか戸惑っています。ロジャーはこの本の中で、己の心の中にある悲しみや苦悩に対峙し、魂としての本来の自己に目覚めていく過程を誠実に表現していました。読み進めていくうちにこの「魂としての本来の自己への目覚め」こそが、スピリチュアルケアの真髄であることを確信しました。ミッション・オブ・ラブはスピリチュアルケアを模索している多くの日本の医療従事者の実践の手がかりとなることでしょう。
上尾甦生病院ホスピス看護師 大島英子
・ホリスティックとは何なのかについて考えさせられました。
(飯塚市 医師 犬塚央)04/12月
素晴らしいです!感動の涙にくれています。往診による在宅末期診療に従事していますが、患者さんの及び家族には本書を紹介しています。苦しみが少しでも減るようにと思いまして。上野圭一さん、小池美和さんのすばらしい翻訳力にも感嘆しました。 (高山市 医師 中島鉄夫)04/12月
目次から
◎ 親愛なるジョンへ…… ◎ 第2章 緩和ケアの効用 ◎ カタルシス〜個人的な経験から ◎ 死後の生 ◎ 覚醒 ◎ スピリチュアルな努力 ◎ 瞑想のエクササイズ ◎ 真理の実現への道を究める ◎ 愛という使命 ◎ 慈愛のまなざし ◎ たましいの循環 ◎ 人生という修行の場で  ◎ シンプルであれ    ……ほか……
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