環境問題としてのエネルギー
危機管理の経済史

海上知明/著
定価=2520円(2400円+税)
四六判 上製本 208頁
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【著者紹介】

中央大学経済学部卒。経済学博士。国士舘大学政経学部非常勤講師、東京海洋大学非常勤講師、環境戦略研究会代表。元国立民族学博物館共同研究員。著書に『環境思想 歴史と体系』『環境戦略のすすめ』『地球環境史からの問い』など。

二酸化炭素25%削減は実現できるのか

産業革命以来のエネルギー争奪戦の歴史を見直すことで、環境問題の解決に向けた新たな危機管理と、経済システムのあり方を提言する。

目次

1章温暖化の背後に
 ・温暖化の原理
 ・温暖化をめぐる議論
 ・温暖化の功罪論争
2章 火の歴史 最初のエネルギー
 ・火と動物
 ・神話と宗教の中の火

 ・火の発明
3章 文明とエネルギー
 ・文明とエネルギーの相関

 
・諸文明の興亡
4章 英国産業革命
 ・製鉄技術の道のり
 ・蒸気機関の生産力
 ・人口爆発
5章 産業革命の拡大
 ・フランス絶対王政の工業化
 ・フランス革命と工業化の阻害
6章 エネルギーと帝国主義
 ・世界分割と疑心暗鬼
 ・植民地支配 ・総力戦の意味
7章 新しい経済システムの提言
 ・自然エネルギー
 ・地方の役割
 ・エコシステムの原理
 ・新しい経済学の可能性
エピローグ
 ・一人歩きする25%の是非と
  ダムと高速道路をめぐって

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