JESTERをイギリスから連れてくる時は、事前書類を準備することにほとんど労力を費やしました。
書類はインターネット上でも手に入れることができますので、とても便利です。イギリスから日本への
入国の心配はほとんどありません。と、言うのも、この事前書類に少しでも不備があれば、イギリス
出国ができないからです。書類の中には、法定で決められた狂犬病に関しての件はもちろんですが
日本では余り馴染みのないような質問項目もありますのでよく読んで不備のないよう書き込みましょう。
問題は、ゲージも含んだ重量にかかる航空運賃です。私はほとんどANAを利用しますが、おそらく費
用に関しては、どの航空会社も大差はないと思います。JESTERの時は、1s\7.400で、ゲージも含
めて当時のレートで21万円ほどになりました。特に動物愛護の観点から、ゲージは体高の1/3の空間が
頭上にあり中で犬が楽々Uターンができるスペースがなければいけないと言われますので要注意です。
書類が通過すると、ゲージのセキュリティチェックを受けるとのこと。犬が逃げたりすると責任問題に
なるとのことで、私は中に呼ばれ、犬をケージから出して抱いているように言われました。検疫業務ス
タッフとセキュリティ業務スタッフは、おどろくほどお互い無関心。それぞれの業務のみ遂行という感じ
で、お互いに手をかすということはなく、こんなところも外国だなァ〜と妙に感心してしまいました・・・。
成田空港へ到着すると、すぐに空港スタッフがJESTERを連れてきてくれたので、税関へ別送品申
告をし、出発前に事前連絡しておいた検疫ルームへと移動し、書類と健康チェックを受けて、OK♪
(私はイギリスへのJESTERに関しての送金控えなどを用意し、それを税関係官に提示しました)
犬の輸出入に関して、特に血統書等の問題はありませんが、参考のために純血種の場合、血統書に
関して少し触れてみます。イギリスにも様々な犬種団体がるようですが、日本のJKCとの相互関係か
らは、KC(ザ・ケネルクラブ)のみとなります。KC発行のご愛犬の血統書の所有者欄にご自身の名
前が印字されていなければなりません。この血統書とJKCが定める諸規定をクリアして登録となります。
★ここに掲載している航空運賃などに関しては2004年の資料です。現況は各航空会社に直接お問い合せ下さい★