わんちゃんの年齢段階別特徴

年齢に合った食事が、健康な体をつくります!

 

★愛犬の変化には敏感になり、主獣医のアドバイスを受けることも大切なことです★

【幼犬期〜青年期】

・・・幼犬期の食事は、将来の健康を左右します・・・

幼犬期は、体の基本がつくられる大切な時期です。この時期の偏食や栄耀不足は将来の健康に重
大な影響を与えます。幼犬は成犬よりエネルギー要求量が高いだけでなく、栄養素の要求量も違い
ます。成長による需要が大きいタンパク質やカルシウムは充分に与えなければなりません。特にリ
ンとカルシウムのバランスは大変重要です。消化吸収がよく高カロリーで、栄養バランスのとれた食
事を1日3〜5回程度与えます。                                       .


【成犬期】

・・・成犬期は肥満に注意 カロリーコントロールを・・・

この時期は、健康維持とカロリーコントロールが重要です。人間と同様肥満は健康に悪影響を与えま
す。原因の一つはカロリーのとりすぎ。おやつや高カロリー食を与えすぎないことです。減量のコツは
、食事の量を変えたり、栄養バランスを崩すことなく、低カロリー食に切り替えることです。脂肪を抑え
た良質な肉、繊維質やビタミンをとれる野菜などを規則正しく与えることが必要です。もう一つの原因
は運動不足。散歩にはエネルギー消費だけでなく、肥満によって生じるさまざまな病気を予防する効
果もあります。充分に運動させてください。                                   .


【シニア期】

・・・シニア期は老化のはじまり。 老後のための食事が重要・・・

この時期になると生理機能が衰えはじめ、代謝が減退します。消化器官の機能低下で、栄養の吸収
能力が衰えるとともに、運動量も少なくなるので、要求するエネルギーも減っていきます。しかし、腎
臓や心臓、皮膚や被毛など健康を保つためには、成犬以上に摂取しなければならない栄養素もあり
ます。カロリーは抑えて、良質なタンパク質やミネラル・ビタミンを適正量あたえる事が大切です。  .


【老齢期】

・・・シニア後期は食欲も低下。 食べやすい食事を・・・

老化が進むと飲み込む力も衰え、食欲も減退します。歯も抜けはじめるので、まず食べやすい食事に切り替え
ることが肝要です。シニア期からの栄養は取りつつ、嗜好性が高く消化吸収のよい食事を与えるようにします。