初心者のための
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内容説明
アメリカの医療施設で採用されているクリティカルパス・バリアンス分析の最も適切な入門書を翻訳。
日本の医療現場でも既に取り入れられ、病院機能評価の評価項目にもあるケアプロセスの質の保証と効
率化に大きく貢献するクリティカルパス。実効性のあるクリティカルパスに欠くことができないバリア
ンスデータの収集・分析・活用法を詳しく紹介。
著者紹介
保健医療産業における診療プロセスと質の向上を専門とするコンサルタント。医療施設や健康管理組織で、プロセスの改善企画のマネジメントをしている。クリティカルパスや組織的な実践評価、健康管理の統計的プロセス管理について、多くの論文があり、専門家や技術者の会議、大学などで発表や講義を行なっている。
目次
巻頭言 バリアンスとは
著者について
第1章 序 論
1. 新しい保健医療環境におけるケアマップツールの役割
2. バリアンスの定義づけ
3. ケアマッププログラムにおけるバリアンス・システムの役割
第2章 クリティカルパス バリアンス・システムにおける問題点
1. 実施上の問題点
2. 統計的問題点
3. 法的問題点
4. バリアンス・システムの病院組織への統合
第3章 データの収集
1. データ収集の効率性と適時性の改善
2. 第1レベルのフィードバックとバリアンスの緩和
3. まとめ
第4章 データの管理
1. データ管理における問題点
2. データベースのデザインとバリアンス・システムの管理
第5章 データの分析
1. ゲートウェイ・バリアンスを使った分析
2. クリティカル・バリアンスを使ったバリアンス分析
3. オールバリアンスを使ったバリアンス分析
4. 統計的経過管理ツールを使ったバリアンス分析
5. データの収集
6. まとめ
第6章 フィードバックと報告
1. フィードバックのレベル
2. バランスド・スコアカード:統合された報告システム
3. ループの完結:バリアンス分析と継続的な改善
4. 手書き報告−もしコンピュータがなかったらどうすべきか
第7章 結論──将来に向けて
1. バリアンス分析とケアマップィの自動化
2. バリアンス分析と包括的な医療供給システム
付録A ケアマッププロセスの統合/ケアマップツール
付録B ゲートウェイ・バリアンス報告書
付録C 患者集団別/診療科別クリティカルパス報告書
付録D 病院バランスド・スコアカード報告書
終わりに〜クリティカルパスとバリアンス・システム