王朝貴族

著=繁田信一
絵=坂田靖子
237ページ
定価 1680円(税込)
呪われたり 祟られたり 神罰を受けたり、
毎日心配でたまらない平安貴族たちに伝わる
数々のおまじないを、
当時のエピソードとともに御紹介。
ご注文方法はこちらをお読みください
2008年『源氏物語千年紀』、
この機会に王朝時代のくらしぶりをのぞいてみませんか‥‥。
王朝貴族もの、陰陽師ものを次々と執筆して、今注目の繁田信一氏の最新刊。平安時代に日常的に使われていたおまじないを、老尼の口を借りて紹介します。
1項目につき4頁、約50項目で、読みやすく楽しい内容です。
坂田靖子さんのイラストもぴったりの、これまでにない繁田ワールドにご期待ください。
第一章 困ったことになったとき
・百鬼夜行に遭遇したら
・死んだはずの人を見かけたら
・蛇に咬まれそうになったら
・雷が鳴ったら
・脚が攣ったら
・胸の病気を患ったら
・夏の暑さで体調を崩したら 
・馬がお腹を壊したら
第二章 悪いことが起きる前に
・くしゃみが出たら
・悪い夢を見たら 
・人魂を見たら
・灯火の炎に自分の姿が映ったら
・怪しい虫の鳴き声を聞いたら 
・夜中に外出するなら
・怪しい鳥の鳴き声を聞いたら
第三章 こんなときは気をつけて
・犬の遠吠えを聞いたとき
・犬に置き土産をされたとき
・狐の鳴き声を聞いたとき
・狐に置き土産をされたとき
・狸の鳴き声を聞いたとき
・烏の鳴き声を聞いたとき
・梟の鳴き声を聞いたとき
・五位鷺の鳴き声を聞いたとき
・釜の鳴る音を聞いたとき
・胸がドキドキするとき
・顔がほてるとき
・・耳鳴りがするとき
くしゃみが出たとき
第四章 よりよい明日のために
・恋心に気づいてもらいたい
・未来を知りたい
・よい夢を現実にしたい 
・農作物を害虫から守りたい
・稲刈りを無事に行いたい
・おいしいお酒を造りたい
第五章 まずは落ち着いて
・犯罪者に立ち向かうなら
・悪い人と交渉するなら 
・不幸のあった家族を訪ねるなら
・病人と会うなら
・山野を通るなら
・河海を渡るなら
・飲んだり食べたりするなら
・偉い人に会うなら
・大勢の人々の前に出るなら
平安京図・大内裏図・時刻図内裏図・藤原氏略系図・年表
繁田信一(しげたしんいち)
1997年東北大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学。2003年神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科博士後期課程修了、博士(歴史民俗資料学)。神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、同大学外国語学部非常勤講師。著書に『陰陽師』(中央公論社)、『平安貴族と陰陽師』『呪いの都 平安京』(以上、吉川弘文館)、『殴り合う貴族たち』『王朝貴族の悪だくみ』(以上、柏書房)、『天皇たちの孤独』(角川書店)などがある。
坂田靖子(さかたやすこ)
大阪府高槻市出身、石川県金沢市在住。1975年、『花とゆめ』掲載の「再婚狂騒曲」でデビュー。以来、白泉社、小学館など幅広い雑誌で活躍。英国を舞台にした作品のほか、さまざまなファンタジーや日本の怪談・説話を素地にした作品も多い。『闇夜の本』『バジル氏の優雅な生活』『マーガレットとご主人の底抜け珍道中』『水の森奇譚』『芋の葉に聞いた咄』『磯の貝に聴いた咄』『堤中納言物語』『伊平次とわらわ』など多数。
読者からの感想
この本を読んでみて、内容の興味のある呪文を唱えたら、とても良いことばかりになりました。人生にとても役立つし、文章も良くて、とても良書だと思っています。感謝しています。
(藤岡市 男性)
この本を読んだあとは
特別展源氏物語の1000年−あこがれの王朝ロマンー
2008-8/30〜11/3(横浜美術館にて展覧会開催)
に行ってみたーーーい
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