医療気功 内養功
11月23日(土)付 日本海新聞に掲載
コラム「人」でのインタビューに答えて 「医学や病院制度の発達はいいことですが、半面、人々は自分が本来持っている病気に抵抗し治癒する能力を忘れるようになりました。」……「中国には無数の功法があり、どれも簡単な動作と呼吸法で体内のバランスを整えます。内養功の特色は、過去50年の病院での臨床応用を踏まえ、症状に合わせてやり方を決めることです」……。日本語版の著書「医療気功・内養功」(ビイング・ネット・プレス)を出版した。…… |
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内養功とは
医療気功の聖地で中国屈指の保養地北戴河に設立された初めての国立の気功医療機関、北戴河気功療養院で採用された功法です。1960年代に、医療気功の先駆者、劉貴珍氏が、「導引」と呼ばれるそれまでの呼吸を基本とした健康法を「気功」と名付け、のちに娘の劉亜非氏とともに内養功として集大成しました。 |
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劉亜非(りゅう・あひ)著 仲里誠毅 日本語版監修 定価2940円(税込み) |
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【内容】
気功・中国伝統医学の起源と歴史をひもとき、専門用語をできるだけわかりやすく解説しながら、
もっとも権威ある医療気功内養功を実践し体得する人のために、中国の伝統的生活習慣をヒントに
日常生活の心得から初級の静功から、中級動功までを詳しく記述しています。
著者 劉亜非(りゅう・あひ)
1955年生まれ。主治医師。天津中医学院卒業。91年、頸椎病に対する気功治療の臨床的科学的研
究により、中国中医薬管理局から科学技術進歩賞を授与される。現在、中国国家中医薬管理局医学
気功教育基地主任、河北省医療気功医院副院長および気功研究室主任、中国医学気功学会理事、国
際医学気功科学研究会総会理事。父親は医療気功の先駆者である劉貴珍氏。著書に『中医骨傷科基
礎』『内養功通信教育教科書』『中国気功』『意念導引による頸椎病の治療』などがある。
日本語版監修 仲里誠毅(なかざと・せいき)
1945年沖縄県生まれ。気功科学研究家。医学博士。神戸大学工学部大学院卒業。70年代後半から
、科学と精神世界の境界領域の研究活動に従事し、85年に日本初の気功団体設立に参画。93年に
独立して日本気功科学研究所を設立。現在、日本気功科学研究所所長、日本内養功研究会会長、日
本香功研究会副会長を務める。昭和大学・東京電機大学・東北大学・日本医科大学などとの共同研
究を進めながら、気功科学の研究成果を発表し続けている。著書に『気の挑戦』、『気功健身法』
『よくわかる気功健康法』などがある。
目次(抜粋)
第一章「歴史と基礎理論
気功発展の歴史
気功治療の中国伝統医学理論
気功は元気を培い、扶生去邪をすることができる
気功による陰陽平衡の調整
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気功の現代医学による分析
気功の神経系統に対する調節作用
気功の呼吸に対する影響
内養功の歴史と特徴
内養功の歴史
内養功の特徴
内養功の適応症
練功の要領
静かにリラックスして、自然にまかせる
練気、練意、意気合一
情緒の安定、「恬淡内守」
練功における注意事項
練功前
練功中
練功後
飲食
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第二章「初級編
松静筑基法(初級静功)
一、姿勢
二、呼吸
三、意守一
保健按摩法(初級動功)
一、静座
二、鼻功
三、耳功
四、目功
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収功
第三章「中級功
吐納停閉息調法
一、姿勢
二、意守部位
三、呼吸調整
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易筋行気法(中級動功)
予備式
軟呼吸法
一、昇清降濁
二、臥望星辰
三、気貫長虹
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六、内運乾坤
硬呼吸法
一、托天安地
二、古木盤根
三、回身射虎
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収功
行気延寿法 (中級動功)
予備式
軟呼吸法
一、仙鶴起舞
二、迎風擺蓮
三、神亀服気
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硬呼吸法
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収功
[付録1]内養功の科学測定報告 町好雄+劉超
@内養功の呼吸法時における生理測定
A静功・内養功の生理的な測定
B制御呼吸による生理効果と気功における呼吸法
[付録2]内養功体験談
[付録3]経絡早見図表